SLIPKNOTの結成は1995年の事。アイオワ州デモインでこの巨⼤な怪物は産声をあげる。全員⾚のジャンプスーツにグロテスクなマスクを⾝につけるそのスタイルと、強烈なライヴ・パフォーマンスにより地元で異常なまでの⼈気を博す中、⾃主制作盤『Mate, Feed, Kill, Repeat』を発表、今作がロス・ロビンソンの⽿に届き、彼によるプロデュースの下、99年『スリップノット』でデビュー。あらゆるジャンルを飲み込み昇華させ、9⼈全てが⼀体となった究極のヘヴィ・サウンドは瞬く間に話題となる。
00年には全公演即⽇完売となった初来⽇公演を、翌年にはSUMMER SONIC 01出演の為来⽇を果たすと、直後に2作⽬『アイオワ』を発表。⽇本で初登場4位を記録するという快挙を成し遂げる。翌年には3度⽬の来⽇公演も⾏うも、ツアー後にしばらくSLIPKNOTは活動を停⽌、各々が個別に活動を始める。
その後3年の時を経てメンバーが再び集結、リック・ルービンをプロデュースに迎え、更なる混沌さとヘヴィネスを⼿に⼊れた3作⽬、『VOL. 3: (ザ・サブリミナル・ヴァーシズ)』を04年に発表。オリコン・チャート初登場2位を記録したのを始め、各国で⼤ヒットを記録。また同年には単独公演を、そして05年にはSUMMER SONICへの出演を果たす。同年、初となるライヴ・アルバム『9.0:Live』を発表後、再びそれぞれの活動に専念するためこの怪物はしばらく活動を休⽌する。
08年、約4年ぶりとなる全世界が渇望したニュー・アルバム『All Hope Is Gone』をリリース。このアルバムは全⽶チャート1位、⽇本の総合チャート2位をはじめ、世界で驚異的なチャートを記録。その後LOUDPARK 08の初⽇のトリを飾り、その後も世界規模のツアーを⼤成功に収めるが、2010年5⽉、オリジナル・メンバーでもあるポール・グレイが死去、今後のSLIPKNOTとしての活動が⼀切⾒えなくなる。
それから約1年後、突如バンドは2011年6⽉よりヨーロッパのフェスティヴァルへの出演をはじめ、2012年には初のKNOTFESTを開催、2⽇間で5万⼈を超える動員を記録、その存在感の⼤きさを世界中に⾒せつけた。2013年5⽉にはOZZFEST JAPANの初⽇ヘッドラインとして、6年ぶりに来⽇公演を⾏い、その後2014年初頭より⽔⾯下でレコーディングを開始、10⽉には待望のアルバム「.5: The Gray Chapter」を発表。11⽉には主催であるKNOTFEST JAPANの⽇本初上陸を果たし、2⽇間ソールドアウトの⼤盛況に終わる。2015年グラミー賞ではベスト・ロック・アルバム、ベスト・メタル・パフォーマンスの2部⾨にノミネート。KNOTFEST JAPAN 2016での来⽇が決定している。